一般社団法人あびら観光協会

ニュース

7月26日(土)開催【あびらベジナビ 畑さんぽ ~メロン畑編~】アサヒメロンの栽培について学びました

2025.07.31



皆さま、こんにちは!あびらグリーンツーリズム推進員の木下です。今年度も開催当日の撮影や告知、レポート記事などを担当します。そして、プログラムのナビゲーターを務めるのも引き続き「カオリン」こと河合さんです。どうぞよろしくお願いします!

今年度初めてとなるプログラム、「畑さんぽ〜メロン畑編〜」を7月26日㈯に開催しました。昨年度に引き続き、今年度も正村農園さんに伺い、アサヒメロンについて教えていただきました。

スタッフの紹介、正村さんの紹介、プログラムの流れをお伝えし、ここからは正村さんにバトンタッチして進めていきます。



正村さんは2017年に就農した「アサヒメロンブランド継承事業」の1期生で、道南の鹿部町出身。関東に移住され、お子さんの誕生を機に長く続けられる仕事をしたいと考えていた際、就農フェアで師匠となる髙橋さんと出会います。2015年に安平町に移住、就農研修を2年受けて就農されました。奥さまと2人で栽培をされています。まさに畑違いという言葉通り、全く違う職業から未経験の農業へ転身。今では全部で8棟のハウスを所有され、伺ったときは4棟は収穫が終わり、残り4棟にメロンが植えられている状況でした。

「アサヒメロン」とはブランドの名前で、道内で最も早く出荷されるメロン。5月初めから出荷が始まり、10月まで収穫が行われ、現在27戸の農家で栽培をされているそうです。

最初に案内していただいたのは、定植して2週間ほど経ったハウス。1つの株から4個のメロンがつくそう(のちに2つまで減らす)。まだ茎が広がっておらず、ハウス内はスッキリした印象。土にチューブを敷き、水を撒いています。



次は9月下旬に出荷予定の「レッド113」という品種のハウス。先ほどのハウスと比べると茎が伸び、葉もしっかりついています。



現在、正村農園さんでは「ルピアレッド」「ティアラ28」「ティアラ30」「レッド113U」「レッド113」の5品種を栽培。品種を少しずつ変えることで長い期間収穫できるというメリットがあります。風味や特徴が少しずつ違っていて、それぞれ栽培時期が決められているとのこと。早い人は1月中旬に種を蒔き始め、2月15日に苗を定植。この時期はまだ水が冷たいので加温した水を使用するそう。無加温の水は3月11日に苗を定植すると定められているそうです。

収穫間近になると葉が枯れたようになっていくそうで、収穫の目安の1つのサインなんだとか!メロンは地面に着くとおしりの部分が痛んでしまったり、マルチが熱くなってしまうため、1つ1つお皿に乗せていきます。



時折自ら制作したマニュアルの図を見せていただきつつ、参加者の方からの質問に丁寧に答えてくださいました。


畑さんぽのあとは、アサヒメロンの検査などを行う共撰場へ移動。



正村さんは検査長も務められているので、出荷が終わった午後はここで検査を行っています。朝4時から収穫をされているそうですよ!

そして、おまちかねのアサヒメロン試食タイム!甘さに驚きながら皆さん夢中で食べてくださっていました。

 


最後に質問タイムやアンケートなどにご協力いただき、プログラムが終了。大人の方1人に1個ずつアサヒメロンをお渡ししました。大変蒸し暑かったですが、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!


今年度の「畑さんぽ」はメロン編のみとなり、8月からは畑で作物を収穫する「ハーベストツアー」を実施。次回は8月17日(日)開催の「とうきび収穫」となりますが、すでに定員となってます。8月23日(土)開催の「じゃがいも収穫体験」はまだ空きがございます。ご興味のある方は「グリーンツーリズム」のページで随時告知を行っていきますのでぜひご覧ください。