一般社団法人あびら観光協会

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9月28日(日)・10月5日(日)開催【あびらベジナビ ~そば打ち体験〜】そば哲遠浅店の店主にそば打ちを教えていただきました

2025.10.10

こんにちは!あびらグリーンツーリズム推進員の木下です。
9月28日(日)、10月5日(日)に「あびらベジナビ ~そば打ち体験〜」を開催しました。今年もあっという間に定員になった、人気のプログラムです。

今年もそば哲遠浅店さんにご協力いただき、店主・松平さんからそば打ちを教わりました。人気店の店主直々に教えていただけるという大変貴重な機会!各回4組、計21名の方にご参加いただきました。

両日ともほぼ同じ内容だったため、作業工程に沿って当日の様子をご紹介します。

そば哲遠浅店ではそばの実を石臼で挽き、そば粉を自家製粉しています。そばの実を実際に見て触っていただきました。「1粒ってこんなに小さいんだ」と驚かれている方も!

そば打ち体験では二八そばを5人分打っていただきます。まずはそば粉400gとつなぎ粉100gをふるいにかけていき、ゴミや虫などがないかをチェック。

続いては、ふるった粉に少しずつ水を加えていく「水回し」という作業を行います。この「水回し」で美味しいそばができるかどうか決まると言っても過言ではない大事な作業です。

今回は水250mlを使用。様子を見ながらまずは半分水を入れ、指を立ててお米を研ぐようにしっかり混ぜていくと、ホロホロの状態に。残っている水を半分、さらにその水を半分…と3回ほどに分けて少しずつ水を加えます。

しっかりと粉に水分が入り、だんご状のものが多くなってきたら、それらをまとめて大きなかたまりを作ります。


苦戦されている方が多かったですが、松平さんが各テーブルを回り、教えてもらうとすぐにコツをつかみ、作業が進んでいました。

今度はそのかたまりを手ひらの下の部分を使い、薄くしていきます。ある程度薄くなったら、今度は麺棒を使ってさらに薄く伸ばしていきます。真ん中と外側を同じ厚さにするのが難しく、苦戦している方が多かった印象です。

松平さんがデモンストレーションで見せてくれた薄さのお手本を見比べつつ、「まだまだ分厚いな…」ともっと薄くしようと頑張って作業をされていました。

そば打ち自体初めてという方が半分、何度か経験済みという方が半分でしたが、今年の方々も本当にお上手!初めて見る道具もうまく使いこなしていらっしゃいました。

薄くなった生地を四角い形にして半分に折り、半分に打ち粉をかけつつ、さらに半分に折って打ち粉をかけ、いよいよ最後の工程であるそば切りへ!

そば切りで重要なのは、均一の太さにすること。できるだけ麺を細くしたいとリカバリーしつつ、軌道修正をしてしまいがちですが、太いものと細いものが混在すると茹で時間に差が出てしまうため、最初に切った幅で進めていくのがいいとのこと。包丁は大きくて重みがあり、料理包丁とは扱い方が違うので、苦戦されている方が多かったです。

そして待ちに待った試食!自分で打ったそば、しかも打ち立て・茹でたてなので香りも喉越しも最高です。松平さんの実演を見てしっかり学びつつ、熱心に動画や写真を撮っていらっしゃる方が多く、疑問に思ったことは積極的に質問してくださっていました。

最後に今日の作業を振り返ったあと、そば哲遠浅店の畑で収穫した無農薬野菜をお土産でいただき、終了となりました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!